先週は博多での稽古会を行いましたので広島での稽古会は今回が三月初めてとなります。一週間多めに間隔が空いてしまいましたので、基本稽古は少々念入りに行いました。終了後には流石の宮本さんも呼吸を整えるのに可也苦しんでいた様です。
その後は先ず抜刀から行いました。立合の表裏を7本を心行くまで抜き、裏の残り三本を代授しました。先ずは木刀でその理合彼我との関係間合を説明し、抜いてみせその後しっかり抜いて貰いました。これでまた一人稽古の材料が増えました。せいぜい自得への修行を願います。
形稽古は勿論、三学(とりあげ、したから)を重点的に遣い合いました。斬釘のカラリがやっと満足行く拍子に成ってきました。やはり三年と言う年月は必要であり、必然であるかもしれません。
試合勢法はとくに左右の打留めを、大坪氏に施した様に懸かり稽古の如く、追い込んで遣いました。やはり武道としての剣は取り繕うような整え稽古では遺憾ともしようがありません。厳しく追い込むのみ。今後ともますます厳しく参ります。お覚悟あれ。