広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

五月最後の日曜稽古会

先日に引き続き、先日欠席の藤中君と二ヶ月ぶりに博多から参加の野原君との稽古会を行いました。同席は二度目となります。先日とは打って変わって暑い一日でありました。


二ヶ月ぶりの同年代の再会で有りましたが、野原君は僅か数ヶ月の藤中君の上達ぶりに驚嘆の様子でした。うかうかしていられないと感じた様で、良い意味での刺激になった事でしょう。互いに刺激し合える間柄になればと感じております。


基本稽古はほぼ同じ事をやって貰いました。勿論、そのスピードは違いは有りますが。特に野原君には自得に少々手間取っている足の連動による打ちに説明を加えました。ここ数年解決していなかった点についに立ち入りました。これ以上はしません。ただ自得有るのみです。


兵法は藤中君には三学、八勢を野原君には其れに加えて下から、中段、抑敵位、九箇を遣って貰いました。博多での稽古が少々不足している為かなり手直しがはいりましたが、一日僅かでも一人稽古をするようにあらためて則しておきました。上達はあっても下達はありえません。藤中君の二の切りに感心しきりでしたので、良いいみで奮起してくれる事でしょう。


足の遣い方が間違っておりましたので厳しく注意し、その理合の意味を初めて具体的に説明し手直ししておきました。此方が正しく指導していても、何処ぞの分けの判らぬ者の戯言を信じ間違った事をするなど言語道断である。これもまた無礼極まると言わざるをえない。二度とは許しません。


兎にも角にも色々な事が起こりながらも良き方向に進んでいる当会であります。勿論各人が真摯に素直に反省している事が大前提ではありますが。