昨日の広島での稽古会に引続き、博多での定例稽古会を行いました。昨日とは打って変わって気温の可也上がった一日でありました。将に初夏と言った様相でありました。
その気温同様に熱き稽古会と成りました。今回は土居君にとりまして今までなかなか氷解出来なかった課題に自得の目安が出来た記念すべき一日となりました。
先ずは抜刀の鞘放れからの抜き付け、その理、技法に真のきずきが出来た事です。これは大坪氏の好意による真剣での稽古の賜物でもあります。刀捌きもかなり柔らかく成って来ています。今後一気に上達してくる気配が感じられました。
今回も剣道形を行いましたが、前回までに感じて伝えていた課題を再確認した後に打合いました。仕太刀はなかなか手応えが出てきました。良き気の乗りでありました。課題は打太刀にあり今回も同様でしたが、一本一本に彼自身がその至らない事にきずいた様子が強く感じられましたので、程無くそれなりの解決、改善が見られる事でありましょう。今後が楽しみであります。
その後、小転の代授を行い、久しぶりに杖も遣い合いました。今回は土居君にとりましても小生にとりましても実り多い一日でありました。このようなものに携わる立場の小生にとりまして後輩の上達其の過程を実感し共有する場にたち合えたことは無常の喜びで有りました。