広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

八月の最終稽古会

昨日に続き二日連続の稽古会となりました。八月最後の稽古会は夏の名残を惜しむように夏日の中での稽古会となりました。


島田氏は初孫の誕生に立ち会うべく欠席となりましたが、昨日仕事で欠席の藤中君が参加し、好美君ともども八月最後の稽古に汗を流しました。


準備運動を兼ねた素振りはそこそこに、今回は早めに基本稽古(打込み)に入りました。藤中君には相懸け流しに次なる展開を求めチャレンジして貰いました。好美君は昨日の余韻が漂っており引き続き良き手応えでありました。左太刀の手の内の指摘をし今後の一人稽古の指標を示しておきました。


勢法は三学、八勢を充分に遣い合いました。両名とも自身の課題を良く自覚し、特に斬釘の小手の捉えはコツを掴んできた様です。合撃の一二本の遣い損ないは致し方ありません。それよりは良き手応えが必ず一本は出る事を評価し、喜ぶべきでありましょう。


その後、藤中君に続き、好美君にも中段の代授を行いました。先ずは4本目までを行いました。藤中君には前回まで8本目を代授しておりましたので、今回は9本目を行いました。これは今までの概念では有り得ない遣い方ですので少々難儀するかもしれませんがめげずに頑張って貰います。好美君はついに彼氏(夫)の先を行く事になってしまいました。仕事の延長の為とはいえ一ヶ月の稽古への不参加ゆえに致し方ありません。


その後抜刀を抜き合い八月最後の稽古を終了致しました。今月も大変暑い中、お盆休みの遅れも結果的には取り返すことができ、良き稽古を行う事が出来たと思います。来週は博多での稽古会です。博多の会員はふるって参加下さい。