広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

11月博多での稽古会

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博多での定例稽古会は8日の予定でしたが、野原君の突然の新潟への長期出張(一年?)が決まり3日には赴任しなければならない事態となりましたので急遽この日の稽古会を行う事となりました。打太刀を始めたばかりで広島への出稽古で後輩達相手にしっかり打太刀を練ってもらうつもりでしたので、この一年を越えるかもしれない新潟への赴任は正直残念ではありますが、サラリーマンの宿命ですので致し方ありません。彼も連休を利用し広島へ出向いてくる気持ちを強く持っている様なので、期待してまっております。


新潟でしっかり一人稽古に励めるようにまずは抜刀から少し詳しく抜き付け、納刀、足による身体全体を遣った斬り、立合のおさらい、自覚を強く持つべき留意点の確認を行いました。


兵法は旅に出る餞別として小生が作りました小太刀の遣い始めとして小転の代授を行いました。体術の入りましたその遣い方に大変な興味を覚えたようで嬉々として取組んでおりました。また始めたばかりの三学の打太刀も繰返し行い、一人稽古にしっかり取組めるように摺り込みました。少々迷いながらも新潟にて一人稽古に励む下作りは出来た様でした。


今回の稽古場は諮らずも広島柳生会として博多での稽古を開始しました博多体育館での稽古で有りました。野原君を初めて受入れた場所でもあります。二名の除名者を出した後には使用しておりませんでしたが、今回野原君を暫く送り出す稽古場となりました事には何らかの縁を感じずにはおれません。大変懐かしく5年近く前の出来事を思い出し、この地で稽古を行うきっかけを与えていただきました延春先生の事を思わずにはおれませんでした。