広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

三月土曜日最終稽古会

三月の土曜稽古会も本日が最終日となりました。広島の桜もほぼ満開といったところでしょうか。道場の周りの桜も今を盛りと咲き誇っております。ここ数日の気温は低めですので桜の満開も今しばらく続く事でありましょう。


本日は急遽島田氏との二人稽古となりました。之もまた良しです。本来の剣の修行の有り方を存分に楽しみました。あまりダラダラと長く行う事は焦点がぼけて宜しくありませんので二時間あまりで終了するつもりで始めましたが、一服を交えてちょうど三時間の稽古となりました。少し欲張りすぎたかもしれません。


基本稽古におきましては順逆、返し、流しの連続遣いを少し永めに行いました。少しづつ身に付いてきてはおりますが今だ腕力に頼り気味ですので直ぐにへばってしまいます。身体全体の体捌きでの感覚を強く要求し少々苦しんで貰いました。身体に一本のシャンとした芯が備わるのは少々先になりそうですが諦めず弛まず精進すれば必ず備わる時参ります。負けずに頑張って下さい。踊りでは有りませんので取り繕っても何にもなりません。真摯に励むのみです。


兵法、抜刀ともに問題点は一致しております。しっかり自覚し自身で確認し常に正して行くのみです。今まで何度か指摘しておりますが特に見て取る事が非常に不足、苦手としております。いま少し気を込め手本として示す事を細部も漏らさず見て取る工夫が必要です。それよりももっと良くないのが自分勝手に遣ってしまうところです。判らないところは誰かさんの様にビスタ状態になったほうがまだましです。手前勝手に遣ってしまおうとする自身を制御する事を覚えて下さい。


明日は三月最終稽古(日曜)です。