六月第三週土曜日は激しい雨中の中の二人稽古と成りました。一日中梅雨とは云えぬどしゃ降りの状態でありました。暫く空梅雨の状態で有りましたので、これで各地の水不足も少しは解消された事でありましょう。それにしても梅雨入り宣言以降おかしげな天気が続いております。体調管理が大変で有ります。本日は殆どの者が勤務の関係上欠席と云う事が判っておりました。従いまして稽古休みも考えましたが、一本でもと所望する者が有りましたので、その者の予定に間に合うように小一時間の稽古を行いました。
この様な稽古は小生も望む処で有ります。ゆるされる僅かな時間に集中して遣い合う太刀もまたおつな物であります。しかし道場に入ればはやり太刀のみと思っていても、基本稽古の一本でもと思う様で有りまして、正面打ち、順逆と所望してまいりました。良き事であります。短めながら確りと打込みを行いました。
その後、三学、燕飛を確りと呼吸法にのっとり心行くままに遣い合いました。三学はますます深まり、燕飛は新たなる気づきを又得る事が出来た様で有ります。遣い合う度に新鮮な感覚を得る事が出来ている様で有ります。宮島演武を経て又一皮剥けて来た様で有ります。しかるべき準備をして場に立つ事の大切さをあらためて感じた一日で有りました。
