広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

新年宮島厳島神社参拝

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平成26年、当会恒例の宮島厳島神社への参拝を行いました。例年この時期は、大渋滞する宮島口近辺でありますが、今年は昨年末からの九連休最後の日と言う事もあり、すんなり車で桟橋まで乗り付ける事が出来ました。天候も年末の寒波もひと休憩と言う趣で、穏やかなな日差しの中の参拝と成りました。仕事の始まっている者、所要の或者と参加出来ない者もありましたが、稽古始めの件もあり、この日に決行と成りました。

身を清めて拝殿に入り、今年一年、会員全員が真の上達を目指して真摯に稽古に精進出来る事を願い、皆の願いであります廣川君の病の快復を祈念し、お祓いをして頂きました。陽の当たる処から大屋根の下の本殿に入りますと辺りの空気が一変いたします。気温の変化だけでない深とした冷気(霊気)を感じる事を禁じえませんでした。皆厳かな気に満たされて、厳島神社を後に致しました。

その後、目指す先は無論あなご飯の藤田屋であります。例年になく人通りは然程とは感じておりませんでしたが、ミシュランの星を獲得した名店・・・結局一時間程待つ羽目になってしまいました。その間に近くに今まで気づかなかった宮島細工の店を発見。暫く皆、そこで見学方々時間を潰すことにしました。店の御主人曰く、年間五日位しか店は開けてないとの事。一同ビックリでありました。所狭しと並ぶ木工品を手に取り見ながら、数点を購入しました。その間、店主を掴まえ根掘り葉掘り何事かを聞く御仁が一人・・・・・どうやら工芸士のご主人に弟子入りを直談判している様子・・・・蟇肌竹刀だけでなく、木刀、刀掛け、鞘等が当会自前で出来る日も近いかと・・・・。思わぬ出会い、御縁を喜び、店を後にし、念願のあなご飯を堪能しました。

近くの大聖院にも空海の気配を感じに参拝し、おみくじ好きの好美くんは早速求めておりました。縁談に関する内容であったようで、小林君に盛んに引取りを求めておりましたが、若者から見事に無視されておりました。

その後、これまた恒例の藤井屋で焼きたてもみじ饅頭に舌鼓を打ちました。何度食しても絶品の味、食感でありました。

これでまた精進の日々が始まります。或者に取りましては負けることが許されない戦いの始まりでも有ります。皆で確りと精進を重ね、戦って参りたいと思います。