広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

三月第三土曜日稽古会

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平成27年3月21日、土曜稽古会を行いました。この日は久々に皆が其々のペースで出向いて参りました。この処、4月から始まるレースシーズンの為にテスト走行で忙しい小林君も何とか皆の前にかおを覗かせる事が出来ました。元気一杯で稽古に勤しむものとばかり思っておりましたが、左肩だけでなく今回は左足の側面を痛めておりました。永原君の一人遣いを尻目に、テルミーの治療を施す事と成りました。先ずは確りとレースに臨める事が第一ですので約一時間、確りと熱を入れました。炎症を起こした特有の熱さに顔をしかめながらも、痛みの緩解を感じているようでありました。レースへの支障を考慮して本日は見取り稽古とさせました。治療を施す合間に行われていた、永原君の一人遣いの気配は確りと感じておりました。治療が終了する頃には彼が汗だくになっていた事は無論であります。
廣川君が到着する前に、一通りの基本稽古を行いました。踏み込んだ瞬間に雷刀がスライドする癖が又出てきておりましたので、確りと認識させ、正しました。今少し、一人遣いでも踏み込みの衝撃を味わいながら励む必要が有りそうです。
三学、九箇と遣いあっている内に、いま一人が到着しておりました。今回は前髪は垂らしてはおりませんでした。久々に兄弟弟子達と近況を語り合っておりました。
前回、珍しく遣いませんでした三学を今回はのぞんで参りました。何やら期するところが有ったのでしょう。それはそれは、見事な三学でありました。合擊、二の斬りと惚れ惚れする出来でありました。一つ一つの出来に一喜一憂する事無かれと説いてはおりますが、今回だけは良しとします。見取り稽古の弟弟子達には、活きた手本となった筈です。
その後、試合勢法、小転と遣い合いました。宮島演武に向けて小転もますます精度を増して貰います。
稽古後は、永原君の臨時ボーナスのお相伴に皆で与かりました。第一楼での歓談は、何時もより一品多くの注文で、平生よりも時間をたっぷり使い、楽しいひと時を過ごしました。