広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

4月第三土日稽古会

平成29年4月15,16日。4月第三土日の稽古会を行いました。春と言うよりは、初夏と言っても良い天候で有りました。若者達は、到着するや最早当会の護り本尊であります正面の姉弟子廣川君に挨拶を済ませて、一人遣いに精を出しておりました。齋藤君は、香川土産を廣川君に渡しておりました。無邪気に喜ぶ好美君の姿が浮かんでおりました。
人の恩を知り、恩を返せる人と成って来ている若者達でありました。
好美君共に座礼を行い、基本打込みを行いました。一人遣いではソコソコに出来ている事が、元立相手に打込むと出来ない・・・剣の難しさで有り面白さでもあります。夫々の課題を確りと自覚し取組む弟子達でありました。無論、元立も共に更なる高みを目指しての教習であります。
兵法は本伝の太刀、試合勢法と遣い合いました。少々気の張らぬ様子の永原君も十太刀辺りで良き手応え、気を発しておりました。
試合勢法は、力任せに成らぬように軽やかさを求めました。少しずつ勘を掴んで行っている様子で有りました。
最後に抜刀を共に抜き合いました。居合を少し多めに抜き合い、最後の一本は立合で締め括りました。
宮島嚴島神社演武を目指して稽古を重ねて参ります。